title 2003.11.12 格闘 見えシーバス


この港の中で一番明るい常夜灯周りが奴等の縄張りだ。
先ほど、少しはなれたところにある河口にて痛いバラシをした私は、
傷つきフラフラとさまよっていた。そして今夜も会いに来てしまったのである。
こんばんは、また来たよ。相変わらずですね。なに食べてはるんですか?

ここの常夜灯は、かなり広く水面を照らしている。
そのあちこちにユウユウと泳ぐシーバスが見える。
そして時たまジュボっと水面を割り、なにかを捕食している様だ。

一投目、結んであったスマッシュミノー110を試してみる。
キャストし、 明かりの境目の向こうからタダ巻き…
追ってきた…2〜3匹 そしてターン
もう一度キャスト。今度は早巻き… 狂ったように追ってきた。
そこでワンジャーク… 帰っていった…
再度キャスト!今度は…もう、追って来ない。
ああ、今日もこうやってわたしを遊んでくれるんやね…
以前に投げるたび追いかけてきては、朝まで遊んでくれた事がある。

ルアーチェンジ。今度はフィッシュアイジグヘッドにスクリューテールグラブ。
完全なフィネスである。 そいつを沈めゆっくり巻き上げてくる。
追ってきた…2〜3匹 そしてターン
上の文章のコピペである。しかし此処からは違う。
アクションが違うのである。リフトアンドフォール。
魚の反応も違った。追っても来なかった。
ダメやん… 沖に投げ表層を巻いてくる。アジが釣れた…

エサが釣れたのでルアーチェンジ。
アスリート9センチに替えてみる。表層を早巻き。
狂ったように追ってきた。巻き上げ寸前、アタックがあった。
しかし、寸前でターン… トップか?トップなのか?
あちこちでジュボっと捕食音がきこえる。
ボイル大作戦やな… あれか…

ルアーチェンジ。SINZO-BAIT 4in ブラックへ
遠投し、明かりの境目の向こうから巻いてくる。
時折、竿をシャクリ、水面を跳ねさせる。すると、
明らかに、反応が違う。追うスピードが違うのだ。
この時点でいけると思ったのだが、最後の最後で食わない。
何投かのちに反応が無くなった。この人ら厳しいな…と思ってあきらめていた時だった。

何気なく、SINZO-BAIT 3in パールホワイトに替えた一発目、
着水しチョンとシャクった瞬間だった。
ゴボーッと水面を割りひったくったのである。

ドラグを鳴らし(ゆるゆるですが…)走り回る。でかい、70はある。
港一明るいだけあって、ファイトは丸見えである。後ろを同サイズの魚が
4〜5匹ついて来ているのが見える。どないしたん?って感じだ。
でも、もがいている内に危険を察して逃げていった。薄情なやつらや。
こんなにバイトから丸見えなのは初めてなので、かなり興奮したよ。

やっとこさネットに収め、堤防の上に上げた。
抜群のコンディションだ。さっそく写真に収め、サイズを計った。
ええっと59cm… あれ、もう一度… 59cm。
嘘やん、よーう引いたで。70ぐらいに見えたのに。
これじゃあ、スズキとは言えんやん。フッコやん…
やけど、今回は異常に興奮したよ…めでたし
    
おわり

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